こんにちは、キッズブラジリアン柔術小金井教室の工藤です。
先日、低学年クラスに女の子が入会しました。名前はシオちゃん(写真左端)、すでに在籍しているユウくんの妹さんです。
実はユウくんが入会した5月頃から道場に来て何度も遊んでいたりしていました。当教室でバランスボールを最初に始めたのもこの子でした。これがキッカケでバランスボールブームが来ました。
初めはブラジリアン柔術に誘ってもやろうとはしませんでした。あまり格闘技が好きではないようで、どうも他の子が戦っている姿を見てどうしても怖いみたいです。どちらかというと体操やダンスのような一人で運動するものの方が好きみたいです。だからバランスボールは大好きでよく教室の隅で遊んでいました。そんなこんなで半年の時間が過ぎた最近になって突然「柔術をやる」と言い出し、どういう心境の変化なのかなと思いながらもまずは体験からスタートしました。
ウォーミングアップのマット運動や技術練習は少しぎこちない様子でしたがスパーリングでは楽しんでいて笑いながらやってる時もありました。
実はお家でお兄ちゃんと柔術ごっこをして遊んでいるそうです。だからブラジリアン柔術の楽しさがわかるみたいですね。
お兄ちゃんのユウくんや体の大きいリケイくんともスパーをして、どんなに手加減しても当然勝てるわけはないのですが、転ばされて抱きつかれてゴロゴロ寝転がされているのに顔はニコニコ笑っていて楽しんでいるようでした。人と取っくみあうということは日常生活ではあまりないのでとても新鮮なようです。ブラジリアン柔術の適性は十分なようです。今後のどういうふうに成長していくのかとても楽しみです。
格闘技が好きじゃない子にもできる格闘技?
シオちゃんを見ていて思ったのは実はブラジリアン柔術は格闘技が苦手な子でもできるのではないかと。
もともと柔道から発展して生まれたブラジリアン柔術なので柔道出身者が多く、他にも空手やレスリングといった格闘技系の出身もいます。当然のように闘争心むき出しの性格で体力もある人が多いです。
でも意外といるのが格闘技以外の出身者です。サッカーや野球など球技系の人やスケボーやダンサー、ミュージシャンという人もいました。さらには何もやったことがないという人もいます。
よく「マット状のチェス」と言われているので体力も大事ですが頭を使うことも大事です。体力でごり押しするだけでなく頭をひねって工夫して相手を攻略するブラジリアン柔術はシオちゃんのように一見格闘技には向いてなさそうな子にも可能性があるように思います。
ブラジリアン柔術も戦いなので闘争心や体力は必要ですが、そういうのとは無縁な子にもやらせてみてはいかがでしょうか。